入浴NYUYOKU

個性的な入浴法

入浴に関する読み物 — マナー・作法・湯めぐりの心得

2026年9月6日読了 2分
#一般
入浴NYUYOKU

個性的な入浴法

温泉地には、その土地ならではの歴史や気候から生まれた個性的な入浴法が伝わっています。草津温泉の「湯もみ」は、熱すぎる源泉を板でかき混ぜて成分を薄めずに温度を下げる伝統技です。高い位置から湯を落として肩や腰に当てる「打たせ湯」は、温熱と水圧による心地よい刺激を楽しめます。

指宿温泉(鹿児島)の「砂蒸し風呂」は、温泉熱で温められた海辺の砂に全身を埋める世界的にも珍しいスタイルです。また、大地から吹き出す地熱と蒸気を利用した玉川温泉(秋田)の「岩盤浴」や、掛け流しの湯が溢れる床にゴロゴロと横たわる古遠部温泉(青森)の「トド寝」など、身体をじっくり温める独特の入浴文化も存在します。さらに、泥湯や蒸気風呂、黄金温泉カルデラ館(山形)で見られるような冷鉱泉の「部分浴(足湯・手湯など)」といった、温泉の性質や温冷刺激を生かした様々な楽しみ方が親しまれています。

浴場に掲示される効能書きには、その温泉の泉質や期待できる適応症が記されており、入浴前に読むことで温泉への理解がぐっと深まります。