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二酸化炭素泉

泉質に関する読み物 — 成分・泉質名・分析表の読み方

2026年9月6日読了 3分
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二酸化炭素泉 (Carbon Dioxide Spring)

泉質名(和/英):二酸化炭素泉 (Carbon Dioxide Spring)。
主要成分・化学式:主成分は二酸化炭素ガス(CO₂)で、pHはほぼ中性~弱酸性になります。水中ではCO₂として含まれるため、化学式はCO₂ (aq)で表します。
濃度基準:遊離二酸化炭素が1kgあたり1,000mg以上含有。
典型的効能:入浴により皮膚の微小な血管が拡張しやすくなり、全身の血行が促進されます。そのため、肩こりや冷え性、末梢循環障害の改善効果が期待されます。また、自律神経のバランスを整えるため、ストレス緩和や神経痛の軽減にも有効とされます。飲用では胃腸機能を高める働きがあり、胃腸虚弱に対して使われることがあります。
禁忌症:二酸化炭素自体の特有禁忌は少ないですが、心肺機能が著しく弱い人は急激な血圧変動に注意します。極端にガスを含むため、長湯で呼吸が苦しくなる場合がありますので、体調に合わせて利用します。
作用機序:皮膚から吸収されたCO₂は血管壁の平滑筋を直接刺激し、一時的に血管を拡張させます。これにより皮膚表面の血流が増え、温浴効果以上に体が温まります。入浴中に皮膚に付着する微小なCO₂気泡が血流増加を示す皮膚紅潮を誘発し、血管拡張作用の目印となります。メルマイド図で示すように、CO₂は水と反応して炭酸(H₂CO₃)となり、さらに重炭酸イオンと水素イオンに分解されます。この過程でH⁺は若干の酸性化を、HCO₃⁻は皮膚保湿を助けます。

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    CO2["二酸化炭素 (CO₂)"] --> H2CO3["炭酸 (H₂CO₃)"];
    H2CO3 --> HCO3["重炭酸イオン (HCO₃⁻)"];
    H2CO3 --> Hplus["水素イオン (H⁺)"];
    HCO3 --> "肌保湿";
    Hplus --> "肌の角質をやわらかくする";
    CO2 --> "皮膚血管拡張→血行促進";

測定・分析方法:遊離CO₂は捕集後、指示薬指示の水酸化ナトリウム溶液で滴定するなどして定量します。分析法としては炭酸イオン換算やガス収集後の重量で算出する方法が使われます。pH測定でも弱酸性を確認し、溶存物質量とは別に遊離CO₂濃度を報告します。

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