九州の温泉地2(佐賀・鹿児島・長崎)
温泉郷に関する読み物 — 名湯・地域の温泉文化
九州の温泉地2(佐賀・鹿児島・長崎)
九州の温泉地(大分・熊本)の続きです。佐賀・鹿児島・長崎の温泉地を紹介します。
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嬉野温泉(佐賀):奈良時代の『肥前国風土記』に「万人の病を治す温泉」と記された古湯で、伝説では神功皇后が三韓出兵の帰途に発見したとされる。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、入浴後のとろみ感から「日本三大美肌の湯」に数えられる。源泉で豆腐を煮込むと成分の働きでとろとろに仕上がる名物「温泉湯豆腐」も名高い。
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武雄温泉(佐賀):『肥前国風土記』にも記される約1300年の歴史を持つ古湯で、神功皇后が矛の柄で地面をついて温泉を出したという伝説が残る。江戸時代は長崎街道の宿場町として栄え、伊達政宗や宮本武蔵、幕末にはシーボルトや吉田松陰も入湯したと伝わる。シンボルの朱塗りの楼門は東京駅を手がけた辰野金吾の設計で、重要文化財に指定されている。弱アルカリ性の単純温泉で「美人の湯」とも呼ばれる。
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指宿温泉(鹿児島):戦国期に島津義久が利用した「殿様湯」の記録が残り、1843年の『三国名勝図会』にも砂むし湯治の効能が記されている歴史ある温泉地。世界でここでしか体験できないとされる天然の「砂むし風呂」が名物で、浴衣姿のまま温かい砂に埋まって発汗を促す。約500カ所の源泉から1日約12万トンが湧出し、泉質はナトリウム-塩化物泉が中心。
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霧島温泉(鹿児島):天照大神の孫・瓊瓊杵尊が地上に降り立ったとされる「天孫降臨」神話の舞台として知られる神話の里。江戸時代後期に温泉地として開かれ、幕末には坂本龍馬とおりょうが訪れ、日本初の新婚旅行地になったという逸話も残る。標高600〜850mに大小9つの温泉が点在し、硫黄泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉など地区ごとに泉質が異なる。詳しくは霧島温泉。
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雲仙温泉(長崎):大宝元年(701年)に僧・行基が開いたと伝わり、江戸時代に本格的な湯治場として整備された。最高98℃にもなる強酸性の硫黄泉が噴気とともに噴き出す「雲仙地獄」は、江戸初期にキリシタン弾圧の拷問の場としても使われた痛ましい歴史を持つ。日本初の国立公園に指定された豊かな自然の中にある高原の温泉地。
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壱岐温泉(長崎・湯本温泉):神功皇后が応神天皇の産湯に用いたという伝説を持つ約1700年の歴史ある湯で、1971年に国民保養温泉地に指定された。療養泉の基準値の約15倍という高濃度の成分を持ち、鉄分と塩分を豊富に含む赤褐色の湯は「熱の湯」として湯冷めしにくく、地元では「魔法の湯」とも呼ばれる。島内の温泉施設はすべて自家源泉のかけ流し。
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出典
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