温泉郷ONSENKYO
霧島温泉
温泉郷に関する読み物 — 名湯・地域の温泉文化
2026年9月2日読了 3分
#温泉郷
温泉郷/ONSENKYO
霧島温泉
天孫降臨の神話と、9つの温泉が点在する高原の湯
鹿児島県霧島市一帯に広がる霧島温泉郷は、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天孫降臨した地として知られる神話の里です。標高600〜850mの霧島連山のふもとに、丸尾・牧園・日当山など 9つの温泉地区 が点在し、地区ごとに硫黄泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉など泉質が異なります。
坂本龍馬とお龍が「日本初の新婚旅行」で訪れたという逸話も残り、幕末から近代にかけて湯治・観光の地として発展してきました。
火山の息吹——硫黄と炭酸の二層構造
霧島のお湯は、火山性温泉の典型です。高温の白濁した硫黄泉と、ぬるめの炭酸を含む湯が同じ敷地から湧く場所もあり、温冷交互浴のように 熱い硫黄泉と冷たい炭酸泉を行き来する 入浴スタイルが古くから親しまれてきました。
山あいの秘湯では、源泉かけ流しの檜造りの浴場に、湯の花が舞うぬるめの湯が注がれ続けます。妙見温泉の和気湯(湯の花と析出物・妙見温泉和気湯——2026年8月実況ログ参照)のように、赤茶色の鉄華が舞う野湯もあります。こうした環境では、酸性泉に生きる「湯虫」(温泉ユスリカの幼虫)が見られることがあります。人間への害はなく、極限環境に適応した小さな生命が湯とともにいる——霧島ならではの自然史の一面です。
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キーワード:霧島
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